ご挨拶

 

第27回 多文化間精神医学会学術総会開催にあたって

この度、第27回多文化間精神医学会学術総会の会長を拝命いたしました慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室の三村 將でございます。四半世紀を超える長い歴史を持ち、数ある精神医学の関連学会の中でもユニークな位置を占める本学会の学術総会を担当いたしますことを心より光栄に思い、また楽しみにもしております。
第27回学術総会は2020年11月14日(土)・15日(日)の両日に沢山の興味深いプログラムを企画し、ディスカッションができるように準備を進めておりました。しかしCOVID-19の影響により大変残念ですがプログラムを減らし、Web開催へ変更といたしました。
総会のテーマは「第四次産業革命時代の多文化共存」とさせていただきました。言うまでもなくIoTやAI、ロボットなどの技術が加速度的に進化し、人と人とのつながりのあり方も大きく変化してきています。情報が瞬時にやり取りされ、共有されるハイテク時代にあっては、文化摩擦が大きく低減されていく側面とともに、一方でこれまで予期していなかったような新たな問題も浮上してきています。これら新時代の多文化間の問題に対処し、共存していくには、職種や専門領域を超えたあらゆる立場の人々が知恵を出し合っていくことが求められています。
Web開催となり、まさにこう言った遠隔での総会も時節に合ったものとなりました。Webのためかえって多くの方に気軽に参加いただけるようになっています。本学術総会では、参加される皆さまにとって有意義な2日間となるよう、限られたプログラムでございますが、多種多様な講演を予定しております。多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。

 

2020年10月吉日
第27回多文化間精神医学会会長 三村 將

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